もう何も考えられず、頭を上げることもできずに私は電柱の影にうずくまって近づいてくる足音を聞いていました。何も起きずに通り過ぎて欲しい・・・と願いましたが、普通に考えてそんなことあるわけありません。何しろすぐ近くまで来たら私の姿は丸見えなのですから。しかも全裸なのです。やはり私の目の前まで来た足音がピタリと止まりました。ほんとにもう私とは1mと離れていないような近くです。さすがにもうこの時点では観念していたかもしれません。良く覚えていないのですが。何をされるだろう・・・と涙がこぼれて来そうな思いでうずくまってじっとしていると、頭上から声をかけられました。「どうしたの?何かあったの?」女性の声でした。てっきり男性だと思い込んでいた私は一瞬何がなんだかわからなくなり、無意識に顔をあげて目の前に立つ女性、私より2、3歳年上?という感じの女性(以降Aさんと書きます)の顔を見つめました。そしてその女性は心配そうな顔をして私の前にしゃがみこみ、私と同じ目線になると更に「誰かに襲われたの?」と聞いてきました。この時にとっさにその言葉に便乗して言い訳するようなことはできませんでした。とにかく頭の中がパニック状態だったので。黙って涙ぐみそうな顔でうつむいている私を見て誰かに何かされたのだろうと思ったらしいAさんは自分が羽織っていた薄い夏物の白いジャケットを脱いで羽織らせてくれました。しかし、うずくまっている状態ではジャケットでなんとか体全体が覆われていますが、このジャケット一枚でたちあがったら下半身は丸見えです。もちろんこの状態で家へ帰れるわけもありません。そう思ったらしいAさんは「ちょっと急いでこっちに来て」と言って私の手を取って立ち上がらせると小走りで私の手を引いてさっき通り過ぎた公園の北側入り口から中へと入って行きました。私はされるがままにAさんに引かれて公園の中に入りました。そして公園の周囲を囲んでいる木の茂みの間に入ると私をそこへしゃがませ、「ちょっとここでこのまま待ってて。私の家すぐそこなの。今何か着る物もってきてあげるから」と言って急いで立ち上がりました。「いい?ここで待っててね」と念を押してAさんが駆け出しそうになったその瞬間、私は思わず「待って!」と小さく叫んで立ち上がっていました。親切に親身になってなんとかしてくれようとしているAさんにほんとうの事を言わなくてはいけない、と思ったのです。そう考えながらもAさんの目前でジャケット一枚の姿で立ち上がってほとんど全裸の姿を晒している自分にちょっと興奮したことも覚えています。この時初めて知りました。女性に見られても興奮するんだ、ということを・・・・。しかし、あまりにも大胆に裸体を晒しているのも変に思われると思い、すぐにジャケットの前を両手で合わせて一応上半身は隠しました。Aさんはびっくりしたような顔で立ち止まり「何?どうしたの?」と聞いてきました。この時は私はどう言おうか頭の中で考えていました。相手は女性なんだから心配ない。正直に言って謝ってすぐに走って南入り口のところまで行って服を着てまた走って帰ればいい、と。正直に白状することを考えて恥ずかしさでいっぱいになりました。とにかく早く走り去りたいと思いました。露出願望があることを告白するのは女性に対してのほうが恥ずかしいかもしれません。「私・・・実は襲われたりしたわけじゃないんです・・・・」「じゃあ、どうしたの?何があったの?でも洋服無いんでしょ?」「洋服はあるんです。あっちに・・・。」私は南門の方を指差しました。「えっ?どういうこと???」Aさんはビックリしています。当然でしょうが。「・・・・・・・・・・・」どうしても自分で脱いだとは言えなくてうつむいているとAさんが「あなた、自分で好きで脱いだわけ?」と聞いてきました。私はだまって小さく頷きました。もう恥ずかしさですぐにでも走り去りたい気持ちでした。Aさんがちょっと私に近づいて「あなた、裸を人に見られたいわけ?」と聞きます。また私は小さくうなずき、「・・・でもホントに見つかるとは思ってなかったんです。ごめんなさい・・・」と小さな声で言いました。するとAさんが「あなた、そういうことが好きなわけね?そういう事するのが趣味なのね?」と聞いてきます。Aさんの口調は怒っている風でもなくキツイ言い方でもありません。何か考え、理解しようとしながら慎重に話しているような口調でした。Aさんも私も沈黙し、Aさんは何か考えているようで沈黙がすばらく続きました。実際にはほんの10秒ほどだったのかもしれませんし、1分くらいだったのかも知れません。私にはとても長い時間に感じましたが。走って逃げたい気持ちでいっぱいの私は「ごめんなさい、ご迷惑おかけしました」と言って走り去ろうと思い、口を開こうと思った時です。Aさんが先に口を開きました。「ねぇ、あなた見られるのが好きなんでしょ?見られるのは女性でもいいの?」と聞いてきました。一瞬言っている意味がわからずに「えっ?」と思わず口にするとすぐにAさんが「私でもいいなら見てあげようか?」と言いました。私は更に訳がわからなくなり何も言い返せませんでした。
もう何も考えられず、頭を上げることもできずに私は電柱の影にうずくまって近づいてくる足音を聞いていました。
何も起きずに通り過ぎて欲しい・・・と願いましたが、普通に考えてそんなことあるわけありません。
何しろすぐ近くまで来たら私の姿は丸見えなのですから。
しかも全裸なのです。
やはり私の目の前まで来た足音がピタリと止まりました。
ほんとにもう私とは1mと離れていないような近くです。
さすがにもうこの時点では観念していたかもしれません。
良く覚えていないのですが。
何をされるだろう・・・と涙がこぼれて来そうな思いでうずくまってじっとしていると、頭上から声をかけられました。
「どうしたの?何かあったの?」女性の声でした。
てっきり男性だと思い込んでいた私は一瞬何がなんだかわからなくなり、無意識に顔をあげて目の前に立つ女性、私より2、3歳年上?という感じの女性(以降Aさんと書きます)の顔を見つめました。
そしてその女性は心配そうな顔をして私の前にしゃがみこみ、私と同じ目線になると更に「誰かに襲われたの?」と聞いてきました。
この時にとっさにその言葉に便乗して言い訳するようなことはできませんでした。
とにかく頭の中がパニック状態だったので。
黙って涙ぐみそうな顔でうつむいている私を見て誰かに何かされたのだろうと思ったらしいAさんは自分が羽織っていた薄い夏物の白いジャケットを脱いで羽織らせてくれました。
しかし、うずくまっている状態ではジャケットでなんとか体全体が覆われていますが、このジャケット一枚でたちあがったら下半身は丸見えです。
もちろんこの状態で家へ帰れるわけもありません。
そう思ったらしいAさんは「ちょっと急いでこっちに来て」と言って私の手を取って立ち上がらせると小走りで私の手を引いてさっき通り過ぎた公園の北側入り口から中へと入って行きました。
私はされるがままにAさんに引かれて公園の中に入りました。
そして公園の周囲を囲んでいる木の茂みの間に入ると私をそこへしゃがませ、「ちょっとここでこのまま待ってて。
私の家すぐそこなの。
今何か着る物もってきてあげるから」と言って急いで立ち上がりました。
「いい?ここで待っててね」と念を押してAさんが駆け出しそうになったその瞬間、私は思わず「待って!」と小さく叫んで立ち上がっていました。
親切に親身になってなんとかしてくれようとしているAさんにほんとうの事を言わなくてはいけない、と思ったのです。
そう考えながらもAさんの目前でジャケット一枚の姿で立ち上がってほとんど全裸の姿を晒している自分にちょっと興奮したことも覚えています。
この時初めて知りました。
女性に見られても興奮するんだ、ということを・・・・。
しかし、あまりにも大胆に裸体を晒しているのも変に思われると思い、すぐにジャケットの前を両手で合わせて一応上半身は隠しました。
Aさんはびっくりしたような顔で立ち止まり「何?どうしたの?」と聞いてきました。
この時は私はどう言おうか頭の中で考えていました。
相手は女性なんだから心配ない。
正直に言って謝ってすぐに走って南入り口のところまで行って服を着てまた走って帰ればいい、と。
正直に白状することを考えて恥ずかしさでいっぱいになりました。
とにかく早く走り去りたいと思いました。
露出願望があることを告白するのは女性に対してのほうが恥ずかしいかもしれません。
「私・・・実は襲われたりしたわけじゃないんです・・・・」「じゃあ、どうしたの?何があったの?でも洋服無いんでしょ?」「洋服はあるんです。
あっちに・・・。
」私は南門の方を指差しました。
「えっ?どういうこと???」Aさんはビックリしています。
当然でしょうが。
「・・・・・・・・・・・」どうしても自分で脱いだとは言えなくてうつむいているとAさんが「あなた、自分で好きで脱いだわけ?」と聞いてきました。
私はだまって小さく頷きました。
もう恥ずかしさですぐにでも走り去りたい気持ちでした。
Aさんがちょっと私に近づいて「あなた、裸を人に見られたいわけ?」と聞きます。
また私は小さくうなずき、「・・・でもホントに見つかるとは思ってなかったんです。
ごめんなさい・・・」と小さな声で言いました。
するとAさんが「あなた、そういうことが好きなわけね?そういう事するのが趣味なのね?」と聞いてきます。
Aさんの口調は怒っている風でもなくキツイ言い方でもありません。
何か考え、理解しようとしながら慎重に話しているような口調でした。
Aさんも私も沈黙し、Aさんは何か考えているようで沈黙がすばらく続きました。
実際にはほんの10秒ほどだったのかもしれませんし、1分くらいだったのかも知れません。
私にはとても長い時間に感じましたが。
走って逃げたい気持ちでいっぱいの私は「ごめんなさい、ご迷惑おかけしました」と言って走り去ろうと思い、口を開こうと思った時です。
Aさんが先に口を開きました。
「ねぇ、あなた見られるのが好きなんでしょ?見られるのは女性でもいいの?」と聞いてきました。
一瞬言っている意味がわからずに「えっ?」と思わず口にするとすぐにAさんが「私でもいいなら見てあげようか?」と言いました。
私は更に訳がわからなくなり何も言い返せませんでした。